2019/10/1更新

戸籍謄本とは、一言で言えば、
戸籍に記載されている内容の全部の写しを、
謄本という書面の形で、役所から発行してもらった物のことです。

戸籍謄本の読み方は、『こせきとうほん』です。
戸籍謄本のイメージとしましては、
住民票のような書面をイメージしてもらうと良いかもしれません。

住民票は、人の住所を証明する書面となりますが、
戸籍謄本は、ある戸籍の中にいる人の出生や婚姻、離婚や亡くなった事実など、
戸籍に記載されている人の情報がわかる公的な書面になります。

また、戸籍謄本の大きな特徴としましては、
近くの役所ならどこの役所でも取得できるものではなく、
戸籍謄本を取得できる役所は、戸籍の本籍地の役所1カ所のみとなっています。

なぜなら、戸籍には、本籍という所在地番が付けられており、
その戸籍の本籍地の役所のみが、その戸籍を管理していて、
その戸籍謄本を発行できるからです。

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そして、戸籍謄本を発行してもらうためには、
その戸籍の本籍地の役所の戸籍係りに請求することになります。

戸籍謄本を発行する事務は、
各市区町村の市民課などの戸籍係りが担当しているからです。

なお、戸籍謄本を取得したい時には、
戸籍係りの窓口で取得する方法と、郵便で請求することも可能です。

ただ、『戸籍謄本』は、昔の帳簿式や手書きの戸籍から、
現在では、コンピューター内に電子化された戸籍に移されていますので、
『戸籍全部事項証明書』と呼ばれていることも知っておくと良いでしょう。

つまり、戸籍謄本とは、昔の帳簿式や手書きの戸籍の時の呼び名の名残りで、
現在では、戸籍全部事項証明書になっているということです。

しかし、一般的には、戸籍謄本と呼んでいる人の方が多いので、
『戸籍謄本』=『戸籍全部事項証明書』と覚えておくと良いかもしれません。

戸籍とは

戸籍とは、人が生まれてから亡くなるまでの、
いくつかの事実を記録している物のことです。

もっと具体的に言えば、
戸籍には、人が生まれた事実と生年月日、両親の氏名と続柄、
婚姻や離婚の有無、亡くなった事実とその年月日が記録されます。

日本人なら、かならずその人の戸籍があり、
戸籍があることによって、その人の存在と親族の関係を証明できるのです。

そして、戸籍には、かならず本籍があり、
その本籍地の役所が、その戸籍を管理しています。

そのため、戸籍の本籍地の役所のみが、
その戸籍の謄本を発行できる役所ということになるのです。

また、戸籍は、厳密に言えば、
戸籍、原戸籍、除籍という3種類があります。

それぞれ名称は異なりますが、
いずれも、戸籍であることに変わりはありません。
違いは、戸籍は現在の戸籍で、原戸籍と除籍は閉鎖された戸籍ということです。

戸籍謄本取り寄せとは

戸籍謄本は、その戸籍の本籍地の役所の戸籍係りで取得できるものです。
そのため、その役所が遠くて行けない時には、
戸籍謄本を郵送で取り寄せすることができます。

ただ、戸籍謄本は、誰でも取り寄せることができるわけではなく、
その戸籍に記載されている本人や、直系の人で、
その戸籍謄本を取り寄せするのに正当な理由と権利のある人のみとなります。

昔は、戸籍謄本は誰でも取れる時代があったのですが、
現在では、個人情報の保護が厳しくなり、
戸籍謄本を取り寄せできる人が、かなり厳しく制限されているのです。

また、戸籍謄本は、その戸籍の本籍地の役所からのみ取り寄せできる書面ですので、
まずは、その戸籍の本籍を、地番まで明確にしておいて、
次に、その戸籍を現在管理している役所がどこなのかを調べる必要があります。

なお、普通、戸籍謄本は、その戸籍の本籍地の役所から取り寄せできるのですが、
区のあるような大きな市役所では、
戸籍謄本等の証明書交付センターという所を設置していることがあります。

その場合、戸籍謄本を郵送で取り寄せたい時には、
その戸籍の本籍地の役所ではなく、証明書交付センターに、
戸籍謄本の取り寄せ請求書類を送ることになりますので注意が必要です。

戸籍謄本の取り寄せに必要な書類

戸籍謄本を取り寄せる時には、

・ 戸籍謄本の請求書

・ 手数料

・ 返信用の封筒

・ 本人確認のための身分証明書

以上の4点が、最低限必要になります。

まず、戸籍謄本の請求書については、それぞれの市区町村で、
その様式が決まっていますので、
取り寄せたい戸籍の本籍地の役所で、請求書を取得しなければなりません。

また、戸籍謄本を取り寄せるには、役所への手数料が必要になり、
戸籍謄本については、一般的に1通450円の手数料がかかります。
郵送で取り寄せる時には、原則、450円分の定額小為替によって納めます。

そして、返信用封筒は送料分の切手を、あらかじめ貼り付けておく必要があり、
もし、切手を貼っていなければ、戸籍謄本を発行してもらえませんので、
再度、切手を貼った返信用封筒を送ることになります。

本人確認の為の身分証明書は、運転免許証のコピーなど、
顔写真のある証明書のコピー1点が必要で、
顔写真の無い場合には、身分証明書が2点必要です。

相続で戸籍を取りたい時は?

戸籍謄本が必要とされる手続きはいくつかありますが、
特に、人が亡くなると、その遺産の相続の手続きのため、
被相続人の出生からの戸籍が必要になります。

その際には、被相続人の戸籍を、その相続人が取得することになり、
本人の戸籍を、本人が取得するわけではありませんので、上記4点に加えて、
戸籍を取るための書類として、相続関係のわかる書類も必要になるのです。

具体的には、被相続人が亡くなった時の戸籍と、
相続人の戸籍で、相続関係のつながりのわかる戸籍のコピーが必要になります。

もし、郵送で戸籍謄本を取り寄せる場合には、
それらの戸籍のコピーも同封して、
正当な理由を、相続として、請求することになるのです。

ちなみに、相続で戸籍が必要な時としては、
もし、被相続人の遺言書が残されていれば、その検認手続きで必要になり、
遺言書が残されていなくても、被相続人が、銀行預金や株式、
不動産や車等の遺産を残していれば、それぞれの相続の手続きで必要になります。

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