戸籍謄本には、人にとって重要な内容がいくつも記載されています。
たとえば、氏名、生年月日、両親の氏名、配偶者の氏名、子供の氏名、
さらに、婚姻や離婚の事実、亡くなった事実と、その年月日などです。

なお、最近の戸籍謄本については、
電子化されてコンピュータ内で管理されていますが、
コンピューターの無かった昔は、紙ベースで管理されていました。

しかし、戸籍謄本に記載すべき内容については、
記載の様式や形態の違いはあっても、
今も、昔も、ほぼ同じ内容となっています。

そこで、戸籍謄本に記載されている内容を、
役所が戸籍を管理する上で必要な内容も含めて、
1つ1つ挙げてみます。

まず、その戸籍の本籍と筆頭者は、かならず記載されています。
戸籍謄本を役所側が管理する時には、
戸籍の本籍と筆頭者によって検索できる仕組みになっているからです。

もし、自分の戸籍謄本でも、他人の戸籍謄本であっても、
その戸籍の本籍か筆頭者のどちらか1つでもわからなければ、
戸籍謄本を取得することができないということになります。

なぜなら、本籍か、筆頭者のどちらか1つでも不明であれば、
役所側も、コンピュータで検索して、
請求された戸籍謄本を探し出すことができないからです。

次に、戸籍謄本の内容としては、
その戸籍に居る人全員の名前が大きく記載されています。

さらに、昔の縦書きの時の戸籍では、
戸籍に居る人の名前の上に、筆頭者から見たその人の続柄が記載され、
名前の右には、その人の両親の氏名が記載されています。

また、最近の横書きの戸籍では、
戸籍に居る人の名前の下に、その人の生年月日と、
両親の氏名、続柄(長男や二男、長女など)が記載されています。

スポンサーリンク


上記の他に、戸籍謄本に記載されている内容としては、
出生地や、出生の届出日、届出人についても記載があります。

ちなみに、出生地と本籍地は意味が違いますので、
まったく別物と考えておいた方が良いです。

なぜなら、出生地は生まれた所なのですが、
本籍地については、生まれた所でなくても、
日本のどこでも、本籍地として自由に決めることができるからです。

また、婚姻している人の場合には、
婚姻の事実と、その年月日、配偶者の氏名が記載されています。

もし、戸籍謄本の内容を見て、
婚姻の事実が記載されていなければ、
その人は、その時点では婚姻はしていないことがわかります。

ただ、原戸籍から戸籍謄本に変わる前に、もし、離婚していれば、
戸籍謄本の方には、前の婚姻の事実の記載がされませんので、
昔の婚姻の事実については、原戸籍を見ないとわからないことになります。

また、戸籍内の夫婦に、子供がいれば、
子供全員が記載されていることになります。

ただし、その子供が、分籍や婚姻によって、
その戸籍から出ていることもありますので、
その場合には、その子供の記載は無いことになります。

たとえば、戸籍の中に、二男が居るのに長男の記載が無いこともあり、
その場合には、長男はすでに亡くなっているか、もしくは、
婚姻して別の戸籍に移っていることが推測できます。

また、養子縁組をしている人であれば、
養子縁組の事実とその年月日、
養父母の氏名も記載されています。

もし、戸籍謄本の内容を見て、
養子縁組の記載が無ければ、
その人は、養子縁組をしていないということがわかります。

そして、相続で必要な戸籍謄本等を集める上で、
戸籍謄本の内容として一番大事なのは、
その戸籍謄本が編成された年月日です。

もし、閉鎖された除籍謄本や原戸籍であれば、
その閉鎖(消除)された事実とその年月日についても、
大事な内容となります。

なぜなら、この戸籍は、亡くなった人の0才から25才までの戸籍で、
こっちの戸籍は、25才から48才までの戸籍という感じで、
亡くなった人の出生から亡くなるまでの連続した戸籍謄本等を、
すべて集める必要があるからです。

スポンサーリンク