この記事の監修者
【この記事の監修者】行政書士:寺岡孝幸の顔写真

行政書士:寺岡 孝幸(てらおか たかゆき)
資格:行政書士、土地家屋調査士。
取扱い分野:戸籍謄本類の取得や相続に関する手続き全般。

経歴:開業以来17年間、戸籍謄本類の取得代行業務を全国対応で行ってます。
行政書士のプロフィールはこちら

戸籍謄本は、役所の窓口が開いている日に取れるもので、
土曜日・日曜日については、役所の本庁は閉まっているため、
役所の本庁では戸籍謄本を取ることができません。

ただし、役所の出張所であれば、
土曜日・日曜日でも、戸籍謄本を取ることができる場合があります。

市区町村の役所には、本庁だけでなく、
地域の出先機関(でさききかん)としての出張所(窓口センター)があり、
それらの窓口は、土曜日・日曜日でも開いている所があるからです。

そして、土日でも開いている役所の出張所(窓口センター)でしたら、
基本的に、土曜日、日曜日であっても、
戸籍謄本を取ることが可能です。

つまり、市区町村の本庁では、土日は戸籍謄本を取れないけれども、
役所の出張所(窓口センター)の内、
土日も開いている出張所(窓口センター)であれば、
戸籍謄本は取れるということです。

ただし、市区町村の役所の出張所(窓口センター)であっても、
戸籍謄本を取れる役所というのは、
取りたい戸籍の本籍地の役所のみとなっています。

そのため、取りたい戸籍の本籍地の役所でなければ、
土曜日・日曜日に開いている役所の出張所であっても、
戸籍謄本を取ることができない点には注意が必要です。

もし、取りたい戸籍の本籍地の役所が、
市外や県外など遠方で、役所の窓口まで行けない場合には、
郵送で取り寄せるしか方法はありません。

スポンサーリンク

なお、祝日については、通常、どこの役所の本庁も、
役所の出張所(窓口センター)も開いていないので、
戸籍謄本を取ることはできないということになります。

また、役所の出張所(窓口センター)によっては、
役所の本庁と同じ平日の同じ時間帯しか開いていない所もありますので、
土日も開いている出張所(窓口センター)がどこなのかを調べる必要があります。

さらに、土日でも開いている役所の出張所(窓口センター)については、
開いている時間帯が、出張所(窓口センター)ごとにバラバラなので、
開いている時間帯については、出張所ごとに確認が必要です。

なぜなら、通常は、朝の9時頃から夕方5時頃だろうと想像がつくのですが、
出張所(窓口センター)によっては、
朝の10時から夕方6時45分まで開いている所もあるからです。

開いている時間帯については、土日でも、平日でも同じ所が多く、
たとえ役所の本庁が、夕方5時15分で閉まったとしても、
地域の役所の出張所(窓口センター)では、
夕方6時45分まで開いていることもあります。

そのため、窓口が開いている時間帯であれば、
戸籍謄本を取ることが可能ですので、平日でも、土日でも、
夕方6時過ぎに戸籍謄本を取ることも不可能ではないということです。

ただ、祝日と、年末年始(12月29日~1月3日)については、
役所の本庁も、地域の出張所(窓口センター)も、
通常、終日閉まっていますので、戸籍謄本を取ることはできません。

また、戸籍謄本を郵送で取り寄せる場合には、
役所の本庁でのみ対応していますので、
地域の出張所(窓口センター)では対応してもらえません。

そのため、戸籍謄本を土曜日や日曜日に発行してもらいたい場合には、
郵送ではなく、本籍地の役所の出張所(窓口センター)に、
直接出向く方法しかないと言えます。

スポンサーリンク