戸籍は、本籍と筆頭者ごとに作成されています。
戸籍には、戸籍謄本、除籍謄本、原戸籍という3つの種類がありますが、
いずれも、かならず本籍と筆頭者が記載されています。

そして、戸籍の中に2人いても、10人いても、
何人いたとしても、
筆頭者はかならず1人と決まっています。

ですので、戸籍の筆頭者とは、
その戸籍の代表者的な人として、考えても良いでしょう。

ただ、戸籍自体には、『筆頭者』という記載がどこにもありませんので、
その戸籍の筆頭者が誰なのかについては、
その戸籍を見た人が判断することになります。

つまり、その戸籍の筆頭者を探す時に、
『筆頭者』という文字を探しても、どこにも載っていないということです。

ただ、その戸籍を見た人が、
その戸籍の筆頭者が誰なのかを容易に判断できるように、
戸籍の筆頭者を記載する位置が決められています。

その戸籍の筆頭者を記載する位置としましては、
戸籍の中にいる人の記載順として、
まず最初に筆頭者が記載されてから、その他の人が記載されます。

たとえば、古い縦書きの戸籍であれば、
1枚目の一番最初に氏名が記載されている人が、
その戸籍の筆頭者ということです。

また、最近の横書きの戸籍であれば、
一番上に氏名が記載されている人が、
その戸籍の筆頭者ということになります。

つまり、一番最初に記載されている人が、
その戸籍の筆頭者という決まりがあるのです。

さらに、戸籍の筆頭者を容易に判断できる部分としましては、
古い縦書きの戸籍の場合には、一番右端に、
本籍と氏名欄があり、その氏名欄に記載されている人が、
その戸籍の筆頭者と決められています。

そして、最近の横書きの戸籍の場合には、一番上に、
本籍と氏名欄があり、その氏名欄に記載されている人が、
その戸籍の筆頭者となります。

以上のことから、その戸籍の筆頭者が誰であるのかを、
誰が見てもすぐにわかるように作られているのです。

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ちなみに、昔の戸籍については、
筆頭者は『戸主』になっている戸籍もありますが、
戸主とは、筆頭者と同じ意味ととらえてかまいません。

簡単に言えば、昔は、戸籍の筆頭者のことを、
戸主と呼んでいたということです。

そして、筆頭者が戸主と呼ばれていた頃の古い戸籍では、
『戸主』という記載が、戸籍の氏名のすぐ上に記載されますので、
誰でもすぐに筆頭者がわかるようになっています。

普通は、戸籍の氏名の上には、夫や妻、
長男や長女、孫や養子といった記載があるのですが、
戸主の場合には、『戸主』と記載されているということです。

これらのことは、除籍謄本であっても、
原戸籍であっても、同じです。

ただ、昔の除籍謄本や原戸籍では、戸籍の一番最初の人の氏名の上に、
『戸主』といった記載があったのですが、
最近の戸籍には、『戸主』や、『筆頭者』という記載がありません。

ですので、その戸籍の筆頭者を一番簡単に判断するには、
古い縦書きの戸籍であっても、最近の横書きの戸籍であっても、
一番最初に記載されている『本籍』の下の『氏名』欄に記載されている人が、
その戸籍の筆頭者と判断できます。

ただし、古い縦書きの戸籍の場合には、
その『本籍』の下には、『前戸主』の氏名が記載されている場合があり、
その場合には、『戸主』という記載を探す必要があります。

『戸主』という記載のある人が、
その戸籍の筆頭者ということになるからです。
つまり、戸籍の筆頭者=戸主ということです。

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